(追記あり)また地雷を踏んだのかも?

 今朝のYahoo!ヘッドラインニュースで一度見かけただけで他のニュースアプリなどでは今のところ見つからないのですけど、携帯電話会社を乗り換えてもキャリアメールがそのまま使えるように政府が要望を出すとありました。
 「おいおい、ほんまかい!!」というのが第一印象です。パソコンメールでは馴染みのメールアドレスなのでプロバイダを乗り換えてもメールの契約だけを続けるケースがありますけど、これだけフリーメールが充実した時代にスマートフォンを乗り換える障壁になるはずがありません。アップルのメールアドレスでもアンドロイドで使えます。
 キャリアメールは独特のサービスを付加して自社から離れないようにと工夫してきたのですから、そこを変えろというのは民間経営の根幹を揺らせてしまいます。料金が高すぎるからと圧力をかけて下げさせることそのものが民間介入でうっとうしく、端末補助金に介入して結果的に乗り換え感覚を長くさせてしまった失敗例がすでにああります。
 誰かニュースになる前に忠告できなかったのでしょうか、それとも経済のわからない人たちしかいないのでしょうか。どうも今回の総理大臣、経済のことが分かっていません。ついでに決断力をアピールしていますけど、予備調査不足で踏み出しているのでますます地雷を踏んでしまうかも。
(追記)
 調べ直すと昨夜(10月21日)の夜から配信されていたニュースのようで、大手がまだ導入していないE-simについても対応するように養成していました。E-simは時代の流れですから養成しなくても号令をかけるだけで経費もそれほどかかりませんからいいでしょう。でも、キャリアメールの転送というのは違います。
 この問題、ワイドショーが食いつかなかったので大きく取り上げられなかっただけのようです。ワイドショーのスタッフも、問題をよく理解できないのでしょう。

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