一番失敗しやすいのは、強引になること

 先日の本部での討論会と自主勉強会を踏まえて、時邪への処置について考えてくると、どうも五気で暦通りに治療できてしまうケースが意外に多いような印象です。
 要するに不可解というか込み入っているというか、病理考察をするにも情報解釈を強引にしなければならないような症状が混在しているのが臨床現場であり、そういう病理考察が強引になってしまうケースにはまず五気でのアプローチをすると、うまく言ってしまうのです。
 別に診察・診断から逃げているのではなく、素直に病理考察できないものはどこかに歪みを抱えてしまうので、それなら時邪は必ず人間が受けているものなのでここから入れば強引にはならないだろうという考え方です。六気での切り分けツールもまずはノイズを除去していて今までと考えが少し変わったところがあるのですけど、鍼灸治療というものは強引な発送が一番失敗しやすいですからね。

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