3月1日、あれから一年経過しました

 本日は3月1日なのですけど、思い返せば当時の安倍首相が突然の学校の一斉休校をたった二日前に要請し、子供たちがたった一日で友達と別れて大きな荷物を背負って戻ってこなければならない日となっていました。
 一年生の小さな身体につぶれてしまいそうなほどの荷物を背負い、途中で何度も休憩せねば歩けない姿には胸が張り裂けそうでした。これからどれくらいの期間、家に閉じこもっていなければならないのか、そして克服できなかった感染症はないもののいつもと通りになるのか、医療関係者としても長いトンネルへ突入していく不安は大きかったものです。
 あれから一年、時間経過という要素が一番大きいものの感染症そのものは地球レベルで回復してきています。けれど情報化社会という中で壊されてしまった経済の立て直しはまだ数年かかることであり、歪んだ医療の姿を晒してしまったものも再構築には相当な労力が必要な時間帯へ入っていきます。