「この一年の感想」ですが…

昨日に「あれから一年」ということでの感想を書きたかったのですけど、2020年04月07日は新型コロナによる緊急事態宣言が都市部を中心に第一弾として発令されたのでありました。その後に一人10万円の給付を可能にするため一律に全国へ拡大されたのですけど、島根・鳥取・岩手を除いてはあっという間に感染が各地で確認されるようになりました。
滋賀県では最初の感染がこのミニブログに記載されていなかったのですけど、4月下旬には電気会社と大津市役所の二箇所でクラスタ発生があり、市役所本庁が閉鎖されるという不名誉なニュースが全国に流れていました。彦根でのクラスタは今年2月下旬に発生していました。
それで一年後を眺めてみると、大阪のほうが東京よりも数字が大きくなっているというのが現状。それも一桁多くなっていて878人。ただ、「何もしなければ80万人が死に至る」という脅かしは見事に外れており、「感染の大波に飲み込まれる」というGoogleのAI予測もこの半年は見事に外れ続けています。
どちらを悲しんでどちらを喜べばいいのかというところですけど、結局の所「一年経過してウィルスとの付き合い方についてはある程度わかったものの状況としてはあまり変わらなかった」というところでしょうか。そして鍼灸の立場や役回りについて何度も何度も書き込んできたのですけど、地域医療としてその役割は果たせていたと自負はします。
スペインかぜの例からすれば二度目の冬を超えられたなら急速に状況が改善すると予測されていたのですが、変にロックダウンすることで蔓延の時間が遅くなりPCRという見た目でわからないものまで拾い上げてしまう検査に酔って数字の違いが埋められず、また情報が早すぎて行政の制御も追いつかないからでしょうか。
けれど朝のこない夜はありません。必ず元に近い生活が戻るのであり、鍼灸はその時に大きく飛躍できるかというのが次の関心事になっています。