国家試験の受験者数を見て

少し情報入手が遅かったですけど、今年の「あはき」の国家試験合格状況のニュースがありました。結論としては、ここ数年間の状況とさほど変わりがなかったというところです。
あんま・マッサージ・指圧師については80%半ば台というところで、受験者数が2000を切ってきたのですけど、これは視覚障害者が少なくなっているからでしょう。なにせ滋賀盲の昨年度の生徒数が全校で20人という私の頃では考えられない少なさですから、各県の盲学校を地域で統合されていないほうが不思議なくらいの減少具合です。
そして鍼灸師ですけど、合格率70%というのは既卒者の合格率が著しく低くて足を引っ張っているもので、現役だけなら90%ですから順当なところです。けれど気になったのは受験者数が3800と、最盛期からすれば1000以上も減っていること。今年はコロナ不況で入学者そのものが減少しているでしょうから、鍼灸学校も大変でしょう。学生もクラスメートが少なく、技術の伸びが懸念されます。