思いこみというのは

 西洋医学的には鎖骨下動脈症候群ということになるのでしょうけど、腕の角度によって急に強い痺れが発生して来るという患者さんが来院されています。痺れが強いと、痛みに感じてしまいます。
 経過は順調で治療当日はすぐ眠れるようになり、その他の脾も夜中に目が覚めることはなくなっています。また痺れが指先にしか発生しない時も出てきています。
 治療は肺虚肝実証で行っているのですけど、ふと小腸に該当する脉が出っ張っているように触れたので思わずていしんを持っていったなら、凸凹は確かに平らとなるのですが途端に渋り始めました。必ず小腸経を用いていた時代、思いこみだったのでしょうね。

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