昨日の非公式例会の成果

昨日は滋賀漢方鍼医会の非公式例会であり、治療法の切り分けツールと連動する形で補瀉手法も4つのパターンに拡張して取り組んでいこうと本格的な実技になりました。
要するに衛気と営気それぞれに補瀉で4つ、ごくシンプルであり「用語集」で定義されていたものへ技術は進化しながらも戻ってきただけの話です。「営気は陰気を補うのだから瀉的な効果が得られる」と難経にしっかり書かれてあるので「衛気の手法」「営気の手法」の2つで補者が表現できると削りすぎてしまったのが間違いのもとであり、誰がそのようにしたのかを覚えていないのですけどたしかに衛気は補法と瀉法がある方が臨床的です。営気の瀉法は瀉血が一番なのですけど、手法でもあまり変わらない形でアプローチできるようですが私はまだこれは実現できていません。
一つ残念だったのが、学生の参加がなかったこと。一年生の女子は情報方になって分けがわからなくなったならと心配して事前に断りの返事があったのですけど、二年生の男子は母親と祖母から伝言してもらっておいたのに出欠の意思表明がないままですから、かなり印象が悪くなってしまいましたね。電話で「明日は出られない」くらいあってもいいのに、今後の治療のこともあるのにねぇ。