ぎっくり腰の治療

 ぎっくり腰の患者さんは、それこそ年間ではどれくらい来院されているのか見当も着かないほどの数になります。その逆のこともありますけど診断は左がしまって細く右が開いているという脉状だけでもできるくらいです。もちろん症状だけで鑑別できるケースがほとんどですが。
 治療のポイントとしては背筋が正常な弾力を残している部分と、緊張している部分の境目を外さないことです。これは知熱灸や円皮鍼だけでなく、標治法全般に言えることです。
 今日の患者さんはトラック運転手をされているのですけど、素人が見ても明らかなぎっくり腰なのに医者ではレントゲンで腰椎ヘルニアを指摘されたとのことで、患者さんの身体へ触れて診察をしないとこんな間違いも発生させてしまうものかと、笑っていいのか呆れたというのか。

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