徐刺即抜の手技と呼吸

昨日に書き込んでおいた「補法は徐刺即抜なのだが、息をゆっくり吐きながらだとどうしても力が入ってしまう」ということについて、その後にプールへ出かけるとコースが詰まっていてウォーキングコースを一時間以上も歩き続けていたので、時間ができましたからいろいろ考えました。
問題となるのは息を吐き続けていると押しでも刺し手も重くなってしまうので、手技のスタートと同時というか「よーいドン」で両方が開始できれば大きな問題にならないのではというところまでは考えがまとまりました。
それで今朝から色々実験してみると、取穴するのは息を吐きながらのほうがしやすい。息を吸いながらだと別の場所へ意識が削がれてしまうことと、最後の集中は思わず息を止めているので段々と取穴していく段階は息を吐いている方がいいということがわかりました。
そして「いよいよ取穴を決定するぞ」というときには息を止めて、次に押し手をしっかり構えたり刺し手を接触直前まで持ってくるのは息を吸いながらです。天空の気をもらってこないと、患者さんへは送り込めませんからね。そして準備完了となったなら静かに息を吐きながら徐刺即抜ということになります。押し手がしっかり構えられてからの「よーいドン」なので、重たくなることがほぼありません。手技全体も短時間で仕上がるので、刺し手の影響も少ないと今のところ自己観察しています。