緊急承認された薬の意義

火曜日の夜に速報された新型コロナに対するシオノギの飲み薬の緊急承認、昨日のニュースでもっと大々的に報道されるかと思いきや「まぁそんなものでしょう」扱いでした。今朝からはサッカーワールドカップのドイツ戦勝利で持ちきりですから、ほぼ忘れ去られる?
最初から評価項目が多すぎて「そんな薬が作れたなら魔法だ」状態ですから、もっと的を絞って世界へ売り出すことも視野に考えればいいのにと思ってしまっていたのですけど、過去の薬害問題で責任を背負いたくない態度見え見えでした。一年前に承認できていたなら、とっくに日本でもパニックは収束できていたのに。
偽薬との優位性が24時間で証明された程度ではあるものの、ウィルス増殖は抑えられるその一点だけでいいのです。日本人というのは「薬ができたぞ」ということで安心できるのですから、情報アップデートがされればいいのです。やっとインフルエンザとコロナを同時に測定できる抗原検査キットのドラッグストア販売も低減されたので、ここで5類へ落とさねば今の内閣は何もしなかった内閣としてだけは歴史に名前が残せるでしょうけどね。