鍼灸は実に夢のある仕事

 本日の早朝に私が実技テキストの打ち込みをしていたなら来月から中学3年になる次男が起きてきたので、将来にどんな仕事へつきたいのかなどを話す時間が持てました。半時間は話をしていたでしょうか。
 まずは高校の卒業だけはしておかないと、年齢だけで取れるようになる資格は運転免許くらいであり、短気を起こして中卒で働いても農業しかそのままで一生を過ごすことはできないのだからという話。農業をされている方には失礼な表現で、ごめんなさい、農業だって色々な免許が必要になるのであり高卒はやっぱり最低でも必要でしょう。実は長男が通信制へ変わってしまったのですけど、逆に今頃になって勉強意欲が湧いてきていたりします。
 そして鍼灸という職業を選んできた話をしたのですけど、視覚障害者ですから職業選択の自由がほとんどなかったものの夢を持てる分野へと開拓したこと。 あんまが主体で鍼灸を組み合わせるというのは、安定した収入を得やすいものの夢があるかといえば疑問符であり、西洋医学で治せない病状を治せる分野に取り組んできたこと。これは本当に本当のことです。
 そんな話をしていたなら、「二木式ていしん」が存在していることを、オリジナルデザインのていしんで用具の80%になっていることを次男が知らなかったらしいのです。不足を感じたなら自分で用具が作り出せてしまう、鍼灸とは実に夢のある仕事なのです。
 もっと次男が驚いていたのが、二木式という名前のついた鍼道具が市販品になっていること。自分の名前がついた道具が世の中に出ることそれ自体が最初は恥ずかしく感じたくらいであり、知らない人が購入してくれていたことがわかると恥ずかしいやら嬉しいやらです。