証決定

 証決定の項目の記述を考えながら臨床をしていると、今度はやたらと証決定の細かなことが気になったり逆に大胆に決定してみたりで、なかなかオールラウンドで治療をすることは難しいのだと改めて感じます。
 マイブームというほどではないにしても、腹診のときには腹診が中心になりますし、脈診のときには脈診が中心になってしまいますし、今度は証決定です。でも、鍼灸治療の中核は証決定です。
 今は「証とはなんぞや」は考えないことにして(総論で取り上げるつもり)、それでも3レーン同時並行になっている中からどれを選ぶのが一番効率的なのかはやっぱり悩ましい。一つわかってきたことは、血滞は邪気論につながりやすいということです。それも腹診で粘っているものです。理論的には、単純明快なのですけどね。