電子カルテに救われました、ぎっくり腰そのものは大成功

 こんな事件がありました。カルテ記入はこまめに行なっておくことが医療としてはもちろん大前提ですが、電子カルテですぐ閲覧できることも同じくらいに大切です。電子カルテの便利さには、何度救われてきたことか。
 昨日の午前の最後、連休明けなので呼び枠も使っての治療だったので時間がなく、二度目の来委員の患者さんで腰痛は覚えていたのでそのままベッドサイドへ立ちました。すると「今回の腰痛は脇腹まで痛みが広がってきて歩行が困難になってきている」と、いきなり文句のように言われるのです。関西人は今の状態だけ結論のようにして喋る癖があります。
 「えっ、そこまで重症だった印象がないけど」ということで慌てて電子カルテで記録を閲覧すると、ぎっくり腰で来院されています。ぎっくり腰で脇腹近くまで痛むことはもちろんあるのですけど、そのような記載はありません。歩行困難という重症とも書かれてありません。
 脈診をもう一度行うとぎっくり腰の脈状は解消されているので、「痛む部位が変わりましたか」の問に「そうそう、中央の痛みは殆どなくなったのだが今度は脇腹が」という返答です。そうであればぎっくり腰の治療は大成功しているのであり、痛みが一気に軽くなったので動き回って骨盤をずらせてしまったのだと判明です。