崩壊前夜という感じ

 日本国内では「103万円の壁」とマイナ保険証のニュースで現在持ち切りですが、国際的にはトランプ大統領の再登板に加えて、シリアのアサド政権が倒れるのではという話題のほうが重要です。
 シリアは内戦状態がずっと続いており、15年くらい前に風前の灯まで衰退したことがありましたが、この時にはロシアとイランが強烈に介入したことで生きながらえています。
 しかし、イランは国力そのものが衰えただけでなく、実質的な軍隊であるヒズボラが壊滅的にイスラエルに潰されたところで、とても手を出せる状況ではない。天敵のトランプも、まもなく再登板してくる。
 ロシアはウクライナとの戦闘が泥沼で、北朝鮮やアフリカから兵隊を持ってこなければならないほど、軍隊が追い詰められている。ここへ中東とヨーロッパを分断するのに子分にしてきたシリアがなくなってしまうと、天然資源がヨーロッパへ直接輸出され、収入が激減して、今後の経済見通しが立たなくなる。国外の小さな敗北が帝国崩壊の引き金になりかねません。
 けれどウクライナから軍隊を回していくと、大幅に押し戻されてしまう。究極の二択を迫られているロシア、どちらにしても崩壊前夜という感じになっています。中国は不景気から汚職体質へ戻っていて、軍隊からクーデターが発生するかもという、時限爆弾の音が大きくなってきています。北朝鮮は、この2つの国に押しつぶされてしまうでしょう。