今年の伝統鍼灸学会では、漢方鍼医会へ実技セッションの出演依頼があることは10月の時点で速報で伝えましたが、さらに教育部との連動でもう一つ実技公開という話になりました。
さてさて、ここで困ったのが2つの実技となると統一性がなければならないこと。出演する先生の個人技で多少の色が出ることは技術ですから仕方ないのですが、現在の漢方鍼医会には証決定での明確なプロセスがありませんし、もっと困ったことに明かしの名称そのものが曖昧になってしまっている。
これは本部のことであり、ミーティングで情報交換しても他の地方組織でも似たりよったりになっているようです。そりゃ本部が泥地に掘っ立て小屋状態なのですから、しゃあないですわな。証の名称さえ決められないのに、よくもテキストが発行できたものです。
滋賀漢方鍼医会公式テキストを一年前から打ち込みに入っていて、ここへ来て本当に良かったと思います。証決定のプロセスも明かしの名称もガッチリありますし、陽経から入るときのルールもしっかりしている。特殊療法は別にしても、小児鍼や自己治療にお級まできっちり書きました。うちだけは土台がしっかりしていますからね。