経絡は一日に五十集すると古典のあちこちに書かれてあるので、一周は約30分ですから経絡に一周してもらうことで自然治癒力がさらに向上し、その間にこちらは複数の治療がこなせるというのが開業時に私が考えた方法です。
本治法がうまくいくと空腹感や眠気が出てくるのであり、驚くほど深く眠れるのでとても気持ちよく、お互いwinwinの関係になることを自己治療の経験から割り出しても来ています。
昨日のことですが、花粉症で鼻詰まりだけでなく胸が苦しくて息が据えないと訴える患者さん、本地方を終えて休んでもらっているうちにあれほど苦しそうな呼吸だったものが眠ってしまっています。「休んでいる間にどんどん呼吸が楽になり、胸のつかえも半分以下になった」と喜んでくれていて、開業37年目に突入した当日に理念の正しさを再び教えてもらえたのでありました。