今度はロシアへの強烈な制裁発言と、関税一本足打法の矛盾

 一晩すぎると発言がコロコロ変わるので世界中が振り回されているトランプ大統領、昭和のワンマン親父像そのままであり、手がつけられません。
 今までずっとロシア寄りの「何考えて和平を」と、どの口が喋っているんや!!と、攻め込まれてきたウクライナにばかり譲歩を迫ってきていたのが今朝はロシアへ厳しい制裁を加えると、発言がひっくり返りました。やっぱりクソジジィや!!
 それにしても相変わらずの関税一本足打法、関税率を上げると相手国の負担がダイレクトに増加されるものと勘違いしてるんじゃないでしょうか?アメリカ国内へ入るときに税金がかかるのですから、それを負担するのはアメリカ国民なのです。一つだけの品目に高額な税率をかけて輸入阻止すると国内保護に役立ちますが、すべての品目にかけると国民が苦しむのであり無駄なインフレをもたらすだけという初歩的なことを理解していない。
 実際に自動車製造では、部品が他国と言ったり来たりしながら組み上がるのでそのたびに高額な税金がかかり、最終組み立ての前に税金だらけの部品になってしまうので自動車の小売価格が上昇してしまいますから、業界から圧力がかかって見直しというのを繰り返しています。時刻だけですべての部品が揃わない構造になっていることが、ちっともわからないようです。