後味の悪かったミーティング会議から一週間、臨床の中で補者のことを考えながら主義をしていると時には失敗したり、時には今まで以上にうまく行ったりです。でも、余計なことを考えながらの臨床は、あまり良くないですね。
この一週間で気づいたことは、やはり鍼の角度は衛気の手法には重要であること。極力水平に近いと、太い脈になります。逆にわざと縦気味をしていたのですが、細いとまでは言いませんが「もっと太くなったはず」という脈状になります。
それから抜鍼タイミングも大切で、わざと長くしてみると脈が開いてきます。このあたりを総合すると、衛気と営気の違いを意識していない他の組織では出来上がりが菽法ぴったりという脈状もわかっていないのではないか?と思えてきました。菽法脈診を診察にしか用いないというのは、ダブルスタンダードで違うんだけどなぁ。