ほらほら、また一晩で

 ほーら、また一晩経過すると何を言い出すのかわからないということで、アメリカのトランプ大統領が昨日に発令した相互関税の国別上乗せ分を90日間、一時停止すると発表してきました。
 いろいろな見解があると思います。各国が個別交渉をあれやこれやと繰り出してきたのに対処せねばならない、株価の暴落が想定を遥かに上回って内部からの突き上げに押し切られた、関税の計算式があまりにお粗末で修正の必要が生じた、アメリカはすでに工業生産国ではなくソフトウェアで稼ぐ国だと少し理解した。
 でも、少なくとも「ちょっとこれは失敗したな」と謙虚に反省することなど、あのクソジジィにはないでしょう。むしろ「そらそら跪いてくるやつばかりだ」と、バカ殿の心境じゃないでしょうか。中国だけ125%に上昇させ、生贄にしていますが…。
 うがった考え方では「中国だけ反撃してくるだろうから孤立させるため」、いやいや、そこまで計算していたなら無人島へ関税率を設定するなどはないですからこれは除外。やっぱりアメリカ国債が売却されまくってドルの力が急速に弱まってしまったことでしょう。基軸通貨としてのドルの地位は、もう戻ってこないかもです。