画像診断のみに頼った弊害

 午後に来院された新患さんなのですが、症状は明らかに腰椎椎間板ヘルニアであるのに、MRI検査までしているのに整形外科ではヘルニアではないと診断されたそうです。しかも、よく分からないので心療内科への通院も加わっているとか。
 実物を見れば一目瞭然で、この方の腰椎は前腕が強く、そのために部分撮影された画像からは相対評価ではヘルニアと見破れないわけです。絶対評価であれば、明らかな腰椎ヘルニアです。
 画像診断のみに頼った弊害であり、患者さんそのものを見ていないとこういうことになります。

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