闘魂ビンタ

 関西電力に勤務されている患者さんが来院されたので、福井県の原発について色々と質問をしていました。戦後の技術導入の経緯から、東京電力は沸騰水型原子炉 (BWR) を、関西電力は加圧水型原子炉 (PWR) を、それぞれ原子力発電所の基本設計として採用し現在に至っているので、制御棒が上からはいるタイプですから事故には強いと言えること。安全性については、勤務されている会社のことですから定番の答えだけでしたけど・・・。
 それから福島原発は設計ミスであり、改修が計画されていたのに実施をされていなかったこと。また今回の事故が大きくなったのはやはり政府の驚くべき鈍感さによる対応の遅れであり、総理大臣のパフォーマンスで緊急処置が遅れたことだろうとのことでした。
 それで話が盛り上がっていて「誰がリーダーにふさわしいか」という議論となり、アントニオ猪木が被災地を訪問した時には自衛隊員や気持ちの萎えそうになっている現地の若者が『闘魂ビンタ』をやってもらうために、長蛇の列を作ったというところで、今は実務力ではなくカリスマ性が求められているのかもという結論に。

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