橈骨形状突起

 ブックセンスのユーザー辞書を強化する目的も半分あるのですが、現在鍼灸学校で使われている「新版東洋医学概論」をデイジーで聞いています。
 最初の方で具体的な治療法についてはそれぞれの治療法に譲ると書いてあり、本当に概論が述べられている本ですから我々にとっては知識を偏らせない復習のために読んで損はない資料になりますけど、この本で学生に「古典治療は素晴らしいから取り組みなさい」と教えようとしても無理です。
 そして脉診のところを読むと、未だに「橈骨形状突起にまず指を当てて」とあります。WHO標準経穴が制定されたときに橈骨形状突起の誤解については説明されたはずなのに、なんでやねんというところです。困っていいのか笑っていいのか、複雑でした。

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