ドーゼ過多の目安

 これを待っていたと本音を出せば患者さんにとても失礼ではあるものの、名前のまだなイアタらしい標治法は邪専用ていしんそのものの力を活用しているので持ち方さえなれれば、相当な効果が初心者でもすぐ出せます。もっとも本治法が前提なので、初心者一人ではそこまで効果は出せませんけどね。
 何を待っていたかというと、ドーゼ過多による反応です。邪専用ていしんでのドーゼ過多は汗を出させてしまうところで判断できるのですけど、これは今までの標治法で局所を行っているときのもので、zoneを処置する形式ではまだ目安がありませんでした。
 やはり数が多いことと広範囲に用いることになったので、毛穴が開くかどうかが目安のようです。しかも瀉法鍼と組み合わせるときには瀉法鍼が先に来ますから、充分に頭の中で刺激量を計算しておかねばなりません。決められたパターンだけでは、やっぱり効果は出せないということですね。

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