左の陥谷を触った段階で数脈が落ち着くだけでなく、あれだけ細かった脈状に太さがすぐ出てきたので「もしかしてこれは」と思いました。
「チャンスは一度」と集中し、手法の時間が長くなりすぎないことへ最も気を配って衛気の手法を行うと、自画自賛するほど平脈に近い脈状へと変化しました。
20分ほど休んでもらうと両手が温かくなっており、さらに15分休んでもらうとしびれが薄れてきているとのことです。追加で15分休んでもらうと上半身全体が軽くなったということで、標治法はわざと省略形で終わりました。
本治法の威力の偉大さです。そして経絡を一巡させるということの意味、自然治癒力を増大させるためには絶対に必要なことです。