甲状腺疾患の原稿の本文へ入ってきて思い出したのですけど、開業直後に「バセドウ病なんです」と自己申告をして来院された患者さんから付随した症状を観察させてもらうことにより、脈診だけで判断できない時期は付随した症状と合わせて診断をしていたのでした。
この時期でも診断を間違うようなことはなかったのですけど、一発で見抜けていたかというと経過観察から判断していたケースもあったと思います。高校生くらいだと数脈だけではわかりにくいですし、中学生の脈は少し弾ねていて正常ですから。
「落ちきる前に次が立ち上がってくる」という脈状、そういえばいつ頃に確立していたのだろう。