鬱病は誤診だった

 昨日のことになりますが、18時手前に「今日はもう無理ですか」と予約の問い合わせの電話があります。幸いにして18時30分に間に合うということなので来院してもらうと、最初に言われたのは腹痛が半年以上取れないということでした。
 腹痛が半年も続くというようであれば病院での検査が優先ということになるのですけど、実は鬱病といわれて服薬していたなら副作用でものすごく太ってしまい、効果がないので薬をやめてこれでも10kg異常もやせたということであり、薬をやめてからの腹痛だといいます。
 うーん、そうなると最初から数脈はわかっていたのですが単純に言葉を信用することはできないと、時邪を払ってみるとバセドウ病特有の脈状が顕著になりました。それでバセドウ病の症状をいくつか質問するとすべて該当しており、鬱病というのが誤診だとわかったのでありました。
 まだまだ甲状腺疾患が誤診されてるいるケースは、多いのでしょうね。

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