気分よく泳げていたのに

 今年のロングディスタンスを終えてちょうど十日目、プールへ出かけて気持ちよく泳ぎまではできました。筋肉は1月末の発熱からやはり回復しきっていませんからまだ大腿部は筋肉痛が残っている状態なものの、全身に気が巡ってくる感じでした。
 ところが、ここから不愉快な事件が。サウナへ入ったときにちゃんと「こんにちは」と挨拶をしているのですが、何も返事がなかったのでポジションが取りやすい一番ドア側のところへ座ろうと手を出しながら進んだところ、おじいさんの身体へ当たってすごい剣幕で怒鳴られてしまいました。
 「僕は目が見えないんです」と説明するのですけど、「いや見えている」「見えなければあんなに速く泳ぐことはできない」と向こうは観察をしていたようです。「それじゃ身体障害者手帳を見せますよ」「それじゃパラリンピックへ出ている選手はどうなる」と切り返すと、都合が悪くなれば話題を変えます。
 お互いに謝ってそれで済まそうというのですけど、「俺も耳が聞こえない身体障害者なんだ」って、耳が不自由な人の会話でないこと見え見えです、こちらは医療の専門家なのですから。以前におばさんたちと普通に会話をしていたのを、聞いたこともあります。こんなマナーの悪い人、困るんですよねぇ。せっかく気分よく泳げたのに、非常に後味が悪くなってしまいました。

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