あーっ、あぶないあぷない

 あーっ、あぶないあぶない、もう少しで患者さんの治療を吹っ飛ばしてしまうところでした。
 ここ何度か来られているお母さんが「うちの子供の花粉症を」と一緒に息子を連れてきたのですけど、知的障害のある方なのでなるべく近くのベッドをと希望されたので、いつものシフトから一つベッドを飛ばして隣同士にしていたのでした。
 そのため次の時間帯のグループはいつものシフトから変則的になってしまうのであり、「よしこのベッドの次は標治法に入るから」と条件反射で次の準備をしてもらっていたなら、危うくお一人完全に忘れ去ってしまうところでした。

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