管理柔整師って、そんなことに

 院長ブログの方で今年度からの聚うせい業界の変動について既に記事を書いてあるのですけど、「医道の日本」の報告を聞いていてまたまたびっくりしてしまいました。
 2018年3月の卒業生については5月末までなら特例処置で開業をすれば従来と同じ資格がそのまま得られるという話を滋賀漢方鍼医会の月例会で聞いたのですけど、これは一部間違っていてやはり7日間の実務経験が必要とのことでした。それも5月末までの特例なので、よほどコネを持っていなければ、実質的に管理柔整師は与えられないということです。食いつけない餌をぶら下げているようなものです。
 そしてびっくりしたのはここからで、段階的に管理柔整師が得られるまでの従事年数が伸ばされて最終的には3年間の実務がないと与えられないとか。学生の3年間と合わせると6年間が必要であり、まず高齢になってからの入学は完全に阻止であり、大昔のコネの世界へ自ら戻していることになります。やはり施術所を増やさないように業界自らが動いたのであり、身内だけの業務にとどまるのが得策と考えているようです。
 従来の「鍼灸整骨院」というのも、既にダブルライセンスを取得している院長が存在するところだけにこれからはなっていくのであり、鍼灸師が安易に雇用先として考えていた銃声業務の治療室というのは時間を置かずに消滅していくのでしょう。

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