脊柱の圧迫骨折

 先日から女子中学生がバレーボールのアタックをやり過ぎて仙骨の亀裂骨折が治らないままだったということを書いたのですけど、昨年の初冬に尻餅から第十二胸椎の圧迫骨折をしてしまった老婦人も骨折がそのままでした。
 最初はまだ自力で動けていたものがそのうち一週間寝込んだということで、経過からすれば痛みを我慢している間に亀裂が大きくなってしまったものだと思われます。最初の診察では触診してもよくわからなかったということで、後日ののMRIで発見されたというのは、ここは仕方ないと思います。
 問題はここからで、ギブス固定ができなければ痛みがあっても何も西洋医学はしてくれないというところです。骨粗鬆症の薬は出されているということですけど、これでは骨折の修復につながりません。瀉法鍼がなくても鍼灸治療なら回復への道があるのですから、どうして健康保険を認めないのでしょう。別にうちには健康保険はいりませんけど、老人はやはり大変ですから。

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