上腕骨が亀裂骨折15

 本部研修会の続きなのですが、亀裂骨折は自己申告と言いながらも圧倒的な数を診断してきたのであり、上腕のあざを見てこれはみんなが納得をしてくれました。
 しかし、ここからが「なんでやねん」と歯ぎしりするような反応しかしてくれません。骨の異常は遠い場所から打診をして患部に響きがあるかどうか、これは柔道整復師から教えてもらった方法であり一番簡便で間違いのない診断法なのですけど、知らなかったのは仕方ないとして信用してくれないのは治療家としてどうなんでしょう?
 それ以前に「骨折など骨の異常には手を出しません」と壁を作っているのであり、実際に瀉法鍼で効果が目の前であるのに「この領域はやらない」という雰囲気の人ばかりです。
 すべての症状を一つの医学でカバーできないのは仕方のないことであり病院の医学ではこぼれ落ちているものがあまりに多いので鍼灸治療が生き残っているのですから、救われない患者さんのために壁を作らず努力を私はしたいです。

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