陰陽調和の手法を腹部で

 二年前から漢方鍼医会へ入ってきている「陰陽調和の手法「なのですけど、当初から矛盾点を指摘しておりそれを押してでも導入すべき圧倒的利点が未だに見いだされないままです。
 されど理論的にはあってもいい手法と言うことで、標治法レベルなら便利に使う方法は見つけられしっかり勝つようもしています。だから全面的に批判しているわけではありません。
 それでも確認や修練のためのツールを提案側がいつまで経過しても打ち出してくれないので、業を煮やして今回の合宿で開発してきました。
 腹部での手法は、これは修練法ではなく確認ツールです。まず補瀉のどちらもやってみて虚実を切り分け、該当する手法で浮沈の確認を続いて行う。つまり三本で虚実と浮沈の確認を行っていくことになります。ただ、やりっ放しだと倦怠感が出てくるので、衛気もしくは営気の手法を最後に行うことを忘れずに。
 でもね、これでどれだけ本治法の制度や成績が向上できるようになるのか、やっぱりさっぱりわかりません。標治法レベルでの修練法については、また書きます。

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