陰陽調和の手法の修練法

 続いて「陰陽調和の手法」の、修練ツールです。背部で行います。
 まず自然準備として「外虚内実」「外実内虚」の理解が必要です。鍼が操作できるのは当然外の部分が得意なのですから、外虚内実は補法を行い、外実内虚は瀉法補を行います。
 外虚は表面がざらついて勧化していた理気の流れの悪い部分であり、これは臨床家であればすぐ触知できるようになります。その反対側で表面が突っ張っていたなら外実であり、この感覚を覚え込みます。ただし、必ず左右対象になるわけではないので思い込みではなく手法をしてみて確認することが重要です。

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