漢方鍼医会の奇経治療15

 昨夜の遅くになって緑内障発作が突然に発生し、しかも大きな発作になりましたからしばらくリビングで横になっているだけで動けないほどでした。昨年の左腕の大けが以後は緑内障発作がなかったのですけど、一つ回復すれば別のものが出てきて困ったものです。
 それで朝からの治療なのですけど、これは奇経治療を試さない手はありません。指テスターで診断すると後谿-申脈も使えそうなのですけど、照海-列缺の方が有力そうなので、まずは後谿-申脈を試してみます。
 お腹もそこそこ緩み眼球にも少し響きはあるのですが、照海-列缺の方が圧倒的にお腹が緩み肩こりも楽になるということで、ここから合計5セットを行いました。
 奇経治療だけで眼圧が下がり始めたのであり、これは臨床室でもテストだけでなく本格的に復活させねばならない技術だと感じました。その後に本治法を行うと身体の中心部まで響きがあり、真打ち登場という感じでしたね。
 奇経+本治法と本治法のみの効果の違いについてはなんともいえないというか、まず表面的な症状が緩和されているのですから本治法の実力を阻害したとはいえないことだけいえます。ドーゼから本治法だけの方が持続力が出ていたかもしれませんけど、逆に言えばドーゼを過ごさなければ絶対に悪くはさせないということも確信しました。

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