ここ数年間は顔を見たことはなかったのですけど、開業した年の冬からずっと来院されていたおばあちゃんが先月に突然倒れて、そのままなくなられたという話を先ほど聞きました。
年齢は92歳ですから大往生であり、それも前日まで元気にしゃべっていて自分でトイレへ立ってそこで倒れていたということですからピンピンコロリの典型ということで、幸せな死に方だったと思います。ご家族も満足されていたそうです。
最初はリウマチの進行が病院へいくら通っていても止まらず、全身の激しい痛みでこのまま寝たきりになると思われていたところからスタートしていました。その後に海外旅行へも出かけるほどとなり、最後までお元気だったことに私も喜んでいます。
リウマチは初期の段階では治療後に一時的に痛みが強くなるということを、この患者さんに教えてもらいました。その後は自信を持って、リウマチの場合は初期には治療後に一時的に痛みが強くなると説明でき、多くの患者さんが治癒までたどり着いてもらっています。