漢方鍼医会での奇経治療24

 本日に思いついた「本治法の後もしくは全体の最後に」というのには、専用鍼の試作品第二弾が届いていたことにも触発されてのことです。
 第一弾は長さが55mmであり重量もあって、「これは専用の針ですよ」と区別するにはもってこいです。ところが値段が高くなってしまうこともあり、ポケットへ入れっぱなしには少し重たいかもということで45mmを作ってもらったなら、これはポケットに入れやすくすぐ目的の経穴へ当てられます。
 では、二つの奇経を結ぶ従来のやり方だとおおむね5セット繰り返すというのがわかっているのですけど、どのように施術回数や時間を決めればいいのかがわからないので肩井を触っていたなら、見事に反応を返してくれていました。
 その前提として、ナソのさわり方に工夫が必要です。本治法の段階では指を丸めて手背側で軽く触れると、これは毛穴の状態が微妙な変化で捉えられて選経・選穴の確認ツールとして非常に便利になります。奇経の時には指を伸ばして肩井の堅さそのものを探ると、変化がよくわかりました。
 それでまだじっ件数が少ないのですけど、自己治療も含めて専用鍼を当てるのは数秒間で十分であり、やりすぎは逆効果になります。階数も一階から二階で十分で、やり過ぎは逆効果になります。必ず用いるべしという場面が割り出せてきたなら、とてもいいかもしれません。

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