ようやくゼロに戻すのだそうです

昨日の本部でのことなのですけど、昨年度から手法を「補法」と「補中の瀉」の2つに分類し直すということで、学術部員でさえしっかり把握していない会長が突っ走っている印象があり、それが証明されました。
集団で検討を重ねて作り上げてきたものでないということは、あまり評価ができないのですけど古典を広く読んで総合的な解釈だそうで、実際の手法はまだこれから改良されていくらしいです。まぁそれも、会員へ先に話だけ伝えてしまうというのはどうかと思いますけど…。実際に会長公園で二度出てきているのですが、中身がしっかりわかった人はだれもいませんでした。
そこは昨日の問題ではなく、「陰陽調和の手法」ということで数年間取り組みを強要してきたものが実は解釈が大間違いであり、ゼロに戻すということです。そもそも「陰陽調和の手法」という名称そのものがそれ以外は調和がとれないみたいに聞こえてしまうのでおかしかったのであり、鍼の操作法についても文字だけでも無理がありすぎるものでした。
さらに理論がどんどん複雑になって「それではわからない」と言われたなら削除する箇所が出てきてと、空中分解は事実上していました。滋賀漢方鍼医会では邪気論が急に割り込んで入ってきた時の苦い経験もあって、「しっかり固まってからで遅くない」と積極的には一度も取り上げなかったのですけどそれで正解でした。
余談ですけどこの私、いきなり夏期研の実技に採用されたのですけどどうしても承服できないということでその年の夏期研講師は入門部へ回してもらったのでありました。一度も肯定的に評価したことがありません。