徐刺即抜での抜鍼タイミング

瀉法を行うには鍼を逆さに持つことに加えて即刺徐抜だと、これは臨床の中で必要に迫られて気づいたことでした。九鍼十二原篇に書かれてあるのですから、単純にこちらが忘れていただけのことではあったのですが…。
それでは補法をもっと効率的にするには徐刺即抜ということで、即抜については慣れたものですからいいのですけど徐刺の部分でもう二ヶ月も迷いに迷っています。
どうしても徐刺を意識すると時間が長くなりすぎて、ピークでの抜鍼ができなくなってしまいました。あれだけ腹部を用いて適切な長さがあることと、修練法として活用できていたのにです。そこで「腹部であれくらいのタイミングだったのだから」と頭の中で数字をカウントするようにしたなら、邪念が出なくなりタイミングもまたつかめるように戻ってきました。