給与引き上げと簡単に話してはくれますが…

昨日に連合の会合があり、ベアに加えて2%の賃上げが要望され、合計4%の給料上昇が呼びかけられていました。ニュースはすぐ取り上げていて、今朝の新聞も書いていますからまたこの話題です。
けれど、この30年でバブル崩壊とリーマンショック、二度の大きな波があっても国が大々的な事業をして支えてくれたかといえば直接的な援助はなく、むしろメガバンクの債務処理を先送りにして結局は多くの税金を投じなければならなかったりであり、次の衝撃を考えると経営者は怖くて賃上げができないでいます。
正社員として雇用をしたなら、その家族も含めて守ってやらねばならないというのが日本のスタイルであり、たしかに海外旅行へでかけたときに「この値段なら」と買い物を競っていたのが「この値段ではねぇ」と買い物を控えてしまうのは事実であり、日本で爆買されるのは外人から見れば日本の価格が安いからです。
ただ、日本以外の経済はまさに30年前のバブル状態ですから、いつ弾けてしまうのかも考えておかねばと私は思います。鍼灸院の料金、開業時から変えていないのですけど変えられないという心境もじつはあるのですが…