また驚くほどの痛みの消失が

またまた子午治療の話ですけど、2週間前に慢性の坐骨神経痛があって時々悪化している患者さんが「ここ数日は耐えられない痛みになっている」と、ベッド上でも自発痛に苦しんでおられました。
とりあえず仰臥位で「肺膀」の組み合わせですから列缺を探り子午治療を行うと、まずは痛みが寝ていられる程度に軽減したので本治法を行い、しばらくしてから標治法と一通りの治療をしました。
かなりは楽になってもらっていたのですけど、ベッドに座ってもらうとまだ臀部に体重をかけることができない状態。そこでもう一度列缺へ処置をするとどんどん痛みが軽減し、わずかに残る程度で帰宅していただいたならその後はすべて痛みが消失してずっと楽に過ごせていたということでした。
骨盤がずれているとか腰椎ヘルニアとか物理的な要因があるとこれほど劇的な回復をしないというか、物理的な問題の解決を優先せねばならないでしょうけど、決め打ちのできる子午治療はやっぱりものすごく便利です。