ムノ治療の新バージョンが一気に開発されました

 そして滋賀漢方鍼医会の非公式月例会での出来事の3つ目は、集団で確認して工夫をすることからムノ治療の新バージョンが開発できてしまったこと。
 腹診の実技ですからここ数年研究をしていた東洋はり医学会で教えてもらったムノ治療への疑問と改良策を披露したところ、一人では気づいていなかった上腹部が今度は気が抜けていることを指摘されました。
 けれど今までの積み重ねでまず任脈への施術をしてから改良してきた腎経・脾経・肝経への施術をすると、驚くほど胃の気が増してきたのです。小里方式の最後でこの改良されたムノ治療を加えたところ、脈状の改善は目を見張る物がありました。ナソ治療のときでもそうですが、理論と実技が噛み合ったものを実践していかねばです。