滋賀漢方鍼医会での奇経治療1

 本部からの依頼は純粋に古典の記述に基づいた流注を重視して取っていく奇経治療なのですけど、今まで教わってきたものは二経を同時に結んだものであり、すでに半世紀の歴史があってその間に改良もされていますからこれはこれで立派な治療法です。
 そして先月に私が省けるだけの贅肉をそぎ落として再構築を試みようとした二経治療は、あまりにもったいないですし滋賀では月例会で必ず行ってきたものですからとりあえず紹介だけはしてみようと、昨日に実施をしました。
 強い指圧でツボを探っていくことは滋賀では慣れていたこともありますけど、何よりテスターで症状が大きく好転するまで探すという段階がやっぱりみんな苦痛だったようで、四つのグループから一つ抜き出すことは割と簡単であり誤治を見抜くのも簡単ですから、そして何より専用鍼を当てているだけですからいきなり取りかかれるのであり、そして効果も着実に出せます。
 あくまで「本治法の前座」という位置づけであれば、これほど便利なものはないというのがみんなからの感想でした。ということで、本部からの依頼とは別に先月に開発した二経治療を滋賀だけで継続修練していこうと思います。ひょっとしなくても学生を集めるのには、もってこいの方法になるのでは?

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