漢方鍼医会での奇経治療42、喉元すぎれば

 両手の中指・薬指・小指がこわばり握力が出ずしびれもあって、その他に不定愁訴満載ながら一貫した治療姿勢になってくれないので身が入らなくなっていた高齢のご婦人が、督脉へ10円玉での自宅補助を加えたならあっさり右手が回復したことを2週間前に書いています。
 それで「今度は左手を」と言われたのですけど、「そんなに簡単に組み合わせは変更するものではありませんから」と半分は本当で半分は実験でそのまま右の督脉で後谿への10円玉の指示を出し続けていました。
 それで本日の報告ですけど、右手の症状はそのまま快適で左手もさらには回復していましたがもう一つということなので、チェックをして左の督脉へ変更しました。それよりも「やっぱり」という感じだったのですけど、右手の症状が取れたなら10円玉をわずか5秒間当てるだけの自宅補助なのに、サボり癖がついていました。喉元すぎればということで、これは常に留意しておかねばならないことだとやはり確認できました。

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