猛暑から大雨で急激に気温が下がって約一週間、熱中症の残りのようなものも多少はありましたけどいわゆる夏バテがこれから増えると予測していたなら、恐ろしいほどの症状に出会ってしまいました。
体調を突然崩したのは2週間前で、そこから頭痛が発生してきてあまりの痛みから一週間寝込んでいたそうであり、やっと自分で運転できる程度になったので来院したということなのですけど、ひどい頭痛と悪寒のような気分の悪さが続いています。
脈を触った瞬間に概ねは把握できていましたけど時邪を応用した切り分けツールで確認すると、陰経も陽経もどちらも落ち着かないので五気での季節の治療を行うことに。肺経をまずは摂按して脈が暴れないことを確認し、次は逆方向の軽擦で菽法に落ち着くことと腹部やナソでも確認をしてから、経渠に衛気の瀉法です。
すぐ腹部は暖かくなり、「こんなに冷えることがあるのか」というくらい冷たかった胸も血の気が戻ってきたという感じで、半時間近く休んでもらうと胸もしっかり暖かくなっていました。季節の治療を会得する前なら肺虚陽虚証あたりか陽経から本治法をして、手早く標治法という感じだったでしょうけど、効果が見事でした。