今更ながら子午治療はすごい

昨日の自宅で転倒してしまい右肩関節が完全脱臼手前になっていた患者さんですけど、本日の午後に来院されたなら45度まで挙上できるようにさらに改善しており夜間痛もなく、劇的な回復が続いていました。
肩関節周囲にはまだ三焦経に痛みがあったので昨日に続いて肝経の太衝、この痛みが軽くなったなら小腸経が気になるので腎経の大鐘、そして背部の痛みが今度は目立つので肺経の列缺と子午治療で行うと、またまた唖然とするほどの改善をしてくれたのでありました。最終的にはほぼ水平まで挙上ができ、思わず歓声が。
本日はできる限り脈状観察もしながら行ったところ、二木式奇経鍼はしっかり抑える程度、押し手も鍼が絶対に揺れない程度のやや重めというところが脈状が安定していました。それと刺し手にしっかり手応えがあること、これは脈診と同時が条件にならないのであり、初学者には嬉しいことでしょう。また本地方が扱えきれていない人たちも、入り口として取り組めるのではとも思わせてくれました。けれど最初は実技が必要で、ビデオを見たならできるというほど甘いものでもありませんが…。