子午治療の追試報告1

先週に突然その効果の絶大さに目覚めてしまった二木式奇経鍼を用いての子午治療、色々と試行錯誤してわかってきたことをまとめます。
まず治療時の体位ですが、ナソと同じく側臥位が一番弱く仰臥位では効果がわかりますけど、座位で行うと一気に効果の単位が跳ね上がります。加えて患者さんが確認しやすいということで、このことを熟知しているので葛野先生の実技では必ず座位で治療が行われていたのだと納得です。
けれど本治法の前に救急処置として用いることはできても、やはり本治法の後のほうが安定して効果は持続するようです。ですから、ずっと座位というのは特殊な症例のみで、最後に座位で行うというのが一般的になるでしょう。
それから抜鍼時にはそのままだと脈が見事に開いていたので、鍼口は閉じるべきだと思いますが、これは研修会で確認する必要があります。元々私は、衛気・営気の手法でも鍼口を閉じるべきとずっと主張していました。