投資を惜しむべきではない理由

昨日のJAXAが時期ロケットとして開発してきたH3の打ち上げ失敗、ロケットの世界では失敗はよくある話なのだそうで数年前にはアメリカの民間企業が繰り返し使える土台部分の開発時に連続で失敗をしていたのですけど、JAXAのことだけに痛い印象が強いです。
「失敗を繰り返すことで技術は開発され会得していく」とは、小さい世界でも大きい世界でも同じなのでしょうけど、JAXAの失敗しない技術というイメージが強いですからねぇ。「宇宙兄弟」の見すぎ?いやいや、「はやぶさ」のイメージが強いからです。
それでも一度目の「はやぶさ」は途中で行方不明になりそうでしたし、金星探査機の一つは軌道投入時の自動制御がうまくいかず数年後にやっと観測を開始できたりなど、完璧なことのほうが少ないそうです。
我々の鍼灸という技術も、特にテキストを作ろうという段階では完璧なものなどなく、むしろ発行できたときにはそれまでの積み重ねからもう次の段階に技術が進んでしまっていたりします。けれど今大切なことは、将来のための投資を惜しむべきではないということでしょう。携帯電話がガラ携と言われてしまったようなこと、漢方鍼医会はそんな自己満足だけの方向に今ありますからねぇ。