滋賀漢方鍼医会での奇経治療3

 今まで教わってきた奇経治療と今回超シンプルに改装した治療で大きく違っていたのが、「熱」です。
 下積み修業時代にずっとグループ判定をしてきたのですけど、そういえばのぼせの解消はしたかもしれませんけど局所の熱が引くようなことについては暑かった記憶がありません。けれど昨日に私が治療をしてもらったとき、左肩関節に熱があり痛みの原因になっていたのを見事に解消することができました。挙上範囲は変わらなかったものの、自発痛を軽減できる大きな力にはなりました。
 そして治療がうまくいくと、腹部が温かくなります。これもグループ判定をしていた時代には確認をしていなかっただけかもですが、あまり大きく変化した記憶がありません。
 これだけ熱状態が動かせるのですから、現時点でも立派な一つの治療法として成立を宣言しても叱られないのではと自負しています。手法も治療法も、生命を治すのですから簡単ではないもののあまり複雑になりすぎない方がいいですからね。

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