困ったおばあちゃん

 以前にも書いたことのある約半年前に脳出血から左半身麻痺になってしまったおばあさん、当初は左膝に激痛がありこれは曲泉付近の亀裂骨折ですから自力で動けないのは仕方ありませんでした。
 けれど亀裂骨折は修復され膝もすっきりして、昼間は全く自発痛を訴えなくなったのに自分本位で甘えまくるものですから、特にご主人には少し顔が見えないだけでずっと呼び続ける状態ですから、家族の生活を壊してしまっています。
 娘さん(といっても40は過ぎていますけどね)にもわがまま放題で治療室のところへ呼びつけていましたから、これには切れてしまい「病院でもデーサービスでも他人のことを考えなあかんやろ、チームを組んで動いているから何人もの人をサービスできるのであって自分本位の人は見られない」と、相当に叱りました。
 そして最後に起きるように指示したなら、自力で直角まで体位変換できますし、一瞬バランスを崩さないように支えただけで右手一本で起き上がれて足をベッドから出せたのには、私の方が驚いたくらいです。ここまでできるように回復しているなら、家族を困らせてしまう理由がないと、最後は真剣に怒り爆発でした。
 家族には「このわがままがもうしばらく続くようであれば、施設への入所手続きをした方がいい」と、待合室で話してもいました。

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